ETWAS - 言語学事始 -

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京都小旅行記(3) 仁和寺のある法師とエジソンのフィラメント

 

 

 

最終日

 

京都の南に石清水八幡宮というお寺がある。

徒然草仁和寺のある法師」の話で仁和寺の法師が行きたかった場所である。

 

 

仁和寺のある法師」の話はこうだ。

仁和寺の法師は日頃から岩清水八幡宮を未だ訪れてないことを憂いていた。

そこで思い立って行くことに決めた。

歩いて旅をし、極楽寺や高良社を拝んだ。

そこを石清水八幡宮だと思い込む。

しかし、実際は石清水八幡宮の麓の神社であった。

八幡宮は男山の頂上にある。

高良社は男山のふもとにあるわけだ。

 

山の上にぞろぞろ登っていく人たちを法師は見かけている。

しかし、ふもとの神

社を石清水八幡宮だと思い込んでいたため、

「目的は達したので、気になるけど帰ろう」と思って帰ってしまう。

後日、兼好に話をしたところ

兼好「些細なことであってもその道に詳しい人に話を聞いておくのは必要だなぁ」

と思うわけです。

わざわざ仁和寺から石清水八幡宮まで訪ねたのに、もったいない話だと同情してるんだと思います。

 

さてこの三日目は石清水八幡宮を訪ねて帰ることにしました。

前々日に仁和寺に行ったとき、「石清水ってどこにあるんだろう?」と思ったので

検索してみると、京都にあることに気づきました。

下の地図でもわかるとおり、なんか割と近い気がします。

まぁ歩いていくと遠いんでしょうけど。。

 

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さて石清水に行くため八幡市(やわたし)の駅まで乗り継ぎ、

着いてみると目の前に男山がありました。

 

2,3分歩くと高良社がありました。

社自体はちっちゃいです。

 

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実はこの社の前に男山に登る道「表参道」があります。

 

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ここで奉仕は登らないで帰ったんだなぁと思うと

時代を超えた歴史的な感覚におそわれて

なんとも感慨深いものを感じました。

 

さてがんばって登ると石清水八幡宮があります。

 

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結構立派です。※仁和寺のほうが立派に見えました。

 

さて、ここで男山は徒然草以外にも有名だったのです。

それはエジソンがはじめて電球を初めて発明したときフィラメントとして

使用したのが男山の竹らしいのです!

その後10年間ぐらい次の素材に変わるまで使用されたようです。

京都の竹を使っていることは知ってましたがこの山の竹とは知りませんでした。

 

記念してエジソン記念碑なるものが八幡宮の近くにありました。

 

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さてここからが本番、

実は1年前にアメリカ・ワシントンDCにあるスミソニアン博物館に行ってきました。

そこには当時のエジソンの発明品とともの「エジソンの竹」が展示してありました。

 

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これと今いる京都旅行で見に来た石清水八幡宮が、

八幡宮と徒然草が、それぞれつながったわけです。

 

とても面白い体験でした。

 

これをもって京都旅行は終わりです。

帰りに京都ー東京間を各駅停車の新幹線に乗ったら4時間かかりました。

トホホです。