ETWAS - 言語学事始 -

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ピジン語とクレオール語

言語学勉強の覚書(参考 千野栄一言語学への開かれた扉』)

 

AとBの二つの言語がある場合、AかBいずれかが用いられることもあるし、全く特別なPという言語が使われるケースもある。また、A・Bからなる新しい言語を使い始めることもある。この最後のケースをピジン語という。

 

2つ以上の母語を持つ言語の話し手が交易等の限られた生活面で使用することを目的とした混合言語のこと。AとBあるは他のC、Dの言語の語彙や文法が混じり合ってひとつの言語体系・共通語を形成する。このようにして発生した言語をピジン語という。このピジン語ははじめはごく限られた使用用途で発生するが、後にこの言語を母語とする話者が現われ始めれ、地域言語として定着するようになる。これをクレオール化といい、クレオール化したピジン語をクレオール語という。

 

- リングワ・フランカ -

地中海沿岸でアラビア人やトルコ人との接触でロマンス系に起源を持つ一種の共通語(ピジン語の類)が発生した。これを"リングワ・フランカ"と呼んだ。ここから転じて広く共通語という意味で用いられるようになったそうだ。