ETWAS - 言語学事始 -

拙筆ながら言語、歴史、文化をテーマに書いています。応援していただけると嬉しく思います。

レトリックの種類

レトリック(修辞法)には大きく分けて3種類あるようです。

 

1)シネクドキ(提喩)

2)メトニミー(換喩)

3)メタファー(隠喩)

 

メタファーはなんとなく聞いたことあるかなというぐらいで、あまり一般的ではない言葉です。

 

1)シネクドキ(提喩)

【例】

・「卵」といえば、「鶏の卵」のことを指します。
・「花」といえば、「さくら」を指します。
・「親子丼」の「親子」とは、「鶏と鶏卵」を指します。
・日本で「酒」といえば、「日本酒」を指します。

上記のように、より一般的な言葉で特定のものを指す言葉の言い換えのことのようです。

聖書の「人はパンだけで生きるにあらず」の「パン」は「食べ物」を代表した言葉のようです。一般的な言葉で個の意味を「含有」する、あるいは代表させる機能があります。

 

2)メトニミー(換喩)

【例】

・「たこ焼き」は、文字通り「たこを焼いたもの」が出てくるわけではなく、たこは少し入ってるだけであるが、たこ(部分)で全体を表現しています。

・「今夜は鍋にするか」という時の「鍋」は、入れ物で中身を示しています。

・「狐うどん」には、狐が入ってるわけではなく、狐が好きだと言われている「油揚げ」が入っている。狐と油揚げには連想による関連性があります。

 

シネクドキとの違いがわかりにくいです。

上記の「鍋」も、地域によっては鍋=石狩鍋という認識で、「今夜は鍋にする」といえば、シネクドキにも当てはまり、二重のレトリックになるのかも。

 

3)メタファー(隠喩)

「見立て」のレトリック。

【例】

・「あの男は豚のようだ」の「豚」は太っていることの例え。

・「彼女はバラだ」といったら「バラ」のように美しいことの例え。

 「彼女はバラのように美しい」という言い方にすると、
 「バラのように」と明示して例えているため、隠喩に対して『直喩』と呼ばれます。

 

 

言葉の世界は奥が深い・・・。

 

レトリックと認識 (NHKブックス)

レトリックと認識 (NHKブックス)