ETWAS - 言語学事始 -

拙筆ながら言語、歴史、文化をテーマに書いています。応援していただけると嬉しく思います。

コラム集20120126

【本を読まねば、という強迫観念】

新しい本を読まねば、という強迫観念に苛まれている。誰に強制されているわけでもない。ただただ、買ってしまった本と借りてきた本、そして本棚が背後から無言のプレッシャーを与えてくるのだ。本を読むことによって心が晴れやかになればよいが、蝕まれるのなら、何のための読書だろう。自分なりの『本との付き合い方』を考える時期にきているのかもしれない。誰かと競争してるわけじゃなんだから。

 

【日本語による世界と英語による世界】

日本語で考え、日本語で思う。日本語で育ち、日本語で生活する。日本語で勉強して、日本語で理解する。日本語は素晴らしい。歴史的に見ても割と恵まれた言語だ。だいたい知りたいことは日本語で調べられる。どんなジャンルの本もたくさんある。専門家もわんさか。だから英語『で』知りたいことがあまりない。昔は、専門を勉強するには外国語が必要だった。理系はロシア語、医学はドイツ語みたいに。それが語学意欲につながったのかもしれない。

発想を転換して、『英語で知りたい』ことを探そう。最近そう思った。
残念ながら、僕はそんなにコミュニケーションに魅力を感じないんだ。

 

【アニメは未来ではハイカルチャー?】

そのうちアニメはハイカルチャーになると予想している。昔は大衆娯楽(サブカルチャー)であったのに、だんだん後世になると、もっと新しいとっつきやすいメディアに押されて、娯楽の中心から引きずり落とされる。そして、もうある程度事前勉強するか、そういう素養ある環境で育ったかした一部の人々の間でしか、興味を持たれなくなりハイカルチャー化する。

ラジオやテレビといった大衆娯楽も進化していく。
徐々に五感を駆使した娯楽に置き換わっていくんじゃないかと思ってる。
五感・・視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚
はじめはラジオ・・・聴覚
次にテレビ・・・聴覚・視覚
そのうち、もっと体感的なメディアが当たり前になっていく。
将来はただの映像なんて興味を持たれなくなって、
アニメなんかハイカルチャーと認識されるようになるかもしれない。

文化人の必須教養になってたり(笑)

 

カエサルのものはカエサルに!】

パリサイ人が「貢をカエサルに収めるのは良いことか悪いことか」と問われ、
キリストは答える。
Render therefore unto Caesar the things which are Caesar's;

and unto God the things that are God's.
「されば、カエサルの物はカエサルに、神の物は神に納めよ」

                                   -新約聖書『マタイ伝』第22章

 

【言葉がひとつでない理由】

Babel of Languages

旧約聖書『創世記』第11章
バベルの塔建設に怒った神様は、人々がひとつの言語を話すのがいけないのだと考え、お互いの言葉を混乱させ、互いに通じ合わないようにした、とのこと。

チッ、余計なことしやがって。。

 

【分かれ争う家は立つこと能わず】

A house divided against itself cannot stand.

新約聖書『マルコ伝』第3章

キリストは説く。
もし国分かれ争えば、その国立ちこと能わず。もし家分かれ争えば、その家立つこと能わざるべし。

リンカーンが1858年の演説 "House Divided" speechに引用している。
奴隷制度をめぐる北部と南部の対立を「分かれ争う家」に例えた。

 

 【震災にあって思うこと】

 東日本大震災のとき茨城北部にいた。
建物や塀は至る所崩れ、沿岸には津波が来た。

震災後人々は水を求め、湧水に長蛇の列をつくった。
ガソリンを求め、開店するかどうかもわからないガソリンスタンドに
徹夜で車の列をつくった。
小さな商店まで何も商品が置いてない有様。
食料の確保にも忙しかった。

私がいた地域は、
電気復旧に2日かかった。
水道、ガスは1週間だった。

3日後ぐらいに風呂に入りたくて仕方がなかった。
不快感がすごい。
井戸水を汲んでいる親戚の家で風呂に入れてもらった。
水は恩恵だった。

会社も休みになった。

何も知らない東京の上司から電話がかかってきた。
茨城では自宅待機になっていることを伝えると思いもよらぬことを言ってきた

『(会社休みになって)暇だろ?』

携帯地面に叩きつけてやろうかと思った。

東京の現実なのか、この上司の人間性なのか。
書いておいてなんだが、思い出したくもない。

 

震災を体験して思うことがある。

『いつ死ぬか分からん。悔いなきように覚悟して生きよ。』

 今は震災前より肝が座ってる。